お葬式に出席する際には、弔事にふさわしい振る舞いをする必要があります。お葬式のマナーというのは独特です。出席したときに恥をかかないため、マナーブックなどで覚えておくといざとなったときに役立ちます。また、お葬式は出席するときだけではなく、欠席をするときにもマナーがあります。相手が親しい関係の人だった場合は、なんとかスケジュールを取ってお葬式に出席するのが理想的です。しかし、お葬式は平日お昼から行われることが多く、どうしても出席できない場合もあります。平日お昼が無理でも、お通夜はだいたい夕方6時以降に行われます。
お葬式がどうしても出席できない場合は、お通夜だけでも出席するのがマナーです。お通夜にもお葬式にも出席できない場合もあります。そうなったときには、お悔みの気持ちを伝えるために「弔電」を打ちます。弔電を送る先は、葬儀や告別式が行われるセレモニー斎場です。そして宛先は喪主の名前にします。故人の名前ではなく喪主の名前にするのがポイントです。弔電は葬儀が行われる予定日の前日までに届くように手配する必要があります。弔電のメッセージは定型文があります。しかし、定型文よりも故人との思いでや遺族へのお悔みの気持ちなども入れておけば、相手も喜びます。
最近は花つきや線香つきなど、工夫が凝らされた一風変わった弔電が多くなっています。いずれにしても相手の立場を考えて送ることが大切です。香典は現金書留に包んで後日喪主あてに郵送します。お葬式に出席できなかったお詫びの言葉とお悔みの言葉を書いた便箋も、一緒に入れるようにします。お葬式に出席する人についでに自分の香典を持っていってもらうのはマナー違反です。必ず現金書留で郵送するのが社会的な常識です。